だれもが自分らしく暮らせる社会のために
デザインにできることは
まだまだ、ある。
近年、LGBTQ+についての理解が広がり、
自治体や企業などによる取り組みも増えてきました。
社会は少し変わったようにも見えますが、
課題はまだまだ山積みです。
社会の変化という大きな目標も、私たち1人ひとりが
LGBTQ+について理解を深めるという小さな一歩から始まります。
この展覧会では、LGBTQ+インクルーシブな社会の実現を願いながら
福岡を拠点に活動するイラストレーターのみなさんに
Tシャツをデザインしてもらいました。
それぞれのデザインから、あなたは何を感じますか?
一緒に見にきた人、そして、家族や友達に、
ここで感じたことをシェアしてみませんか?

参加アーティスト

イフクカズヒコ
カラフルな色彩と力のぬけた線が特徴。主な仕事に、JR大阪環状線ラッピング列車アートワーク、伊勢丹「世界のワイン展」キャンペーンビジュアル、ニューバランスTシャツ、コンバースウエディング限定スニーカー、TSUTAYAブックカバー、高校英語教科書「All aboard!」表紙がある。また、雑貨ストア「ASOKO」からウルトラマン、ドラえもん、サンリオとのコラボグッズが発売され話題に。
いませゆき
福岡県を拠点に活動する会社勤めのデザイナー兼イラストレーター。リアルな厚塗りのイラストから、ゆるい絵本ちっくなイラストまで幅広いタッチで描きます。ロゴデザインやweb、グラフィックやパッケージ、ちょっとしたアニメーションなど色々なことをしています。
神谷みなみ
福岡で「デザインはこうや」というデザイン事務所を夫婦でしています。2019年に脳梗塞、失語症になりましたがリハビリを終えて元気に過ごしてます。食べ物やかわいい女の子を描くのが好きで一目で「かわいい」と思ってもらえるようなイラストや、病気になった際の漫画なども描いています。
田原 ウーコ
福岡出身・在住。大学を卒業後、制作会社、雑誌編集部にてアシスタントを経て、2006年よりフリーランス。福岡を中心に九州・東京などの広告やエディトリアルにてイラストを描いてます。
寺山武士
5年間のデザイン事務所勤務を経てイラストレーターとして独立。広告、書籍、雑誌、webのイラストレーション、ロゴマークやショップカードのデザインなど多岐にわたり活動。「イラストは世界の共通言語」をテーマに心地よい色と形を探している。
宮内大樹
専修学校日本デザイナー学院卒業後、デザイン制作プロダクション数社でのグラフィックデザイン職務を経て、1999年よりフリーランス。イラストレーションをベースに、主にキャンペーンやプロモーションを中心としたポスター・チラシなどの広告ツールやWEB、動画素材、文化施設の館内グラフィックなどの制作業務を手がけています。趣味で描いているサッカーイラストをSNSにて展開中です。
日本デザイナー学院のLGBTQ+に関する取り組み
日本デザイナー学院では、学生時代に企業や地域と関わりをもち、
デザインを通して社会に貢献できるクリエイターの育成に取り組んでいます。依頼をしてくれた方々が、
どんな気持ちで、どんな想いでメッセージを伝えたいのか十分に理解した上で
制作することの重要性を学びます。その一環として、 福岡で毎年11月に開催されている、
LGBTQ+などの性的少数者への理解を深めてもらうイベント「九州レインボープライド」のメインビジュアルや、
スタッフが着用するTシャツのデザインを手掛けています。
NIJI T-SHIRT COLLECTIONでは、これまでの九州レインボープライドのTシャツコンテストで
採用されてきた歴代のTシャツも展示しました。